2013年4月13日土曜日

あっぱれ自然!を体感させてくれた矢代地区のナビゲーターは

妙高市矢代地区の自然を味わうプログラム。案内をかってでてくださったのは安原典哲(のりあき)さん。
地域で頼み事をするとたいてい”男の人”が先頭をたっておいしい所を紹介してくれる。両善寺もそうだ。この地域と共に暮らす人が一番のご馳走だとしみじみ思った。


好天に恵まれたこの日、私たちは安原さんに連れられ地域の歴史、植物や動物の生きざまを見せていただいた。
「戦略」という言葉が安原さんの口から何度も出てくる。
過酷な雪や弱肉強食の過当競争の中で生き物はどうやって自分たちの社会を作ってきたのか?
自然界は、気づく機会を無限に与えてくれる学びの場なのだと思う。

(矢代の米はこんなパノラマで作られる)

散策を終え安原さんが腕をふるう。
取ってきたばかりのふきのとうで作るふきみそ焼き。ふきのとう、味噌、かつお節、砂糖等の材料を刻んで朴の木の板に載せバーナーで炙って作る。


味噌は米から麹をおこして自分で仕込む。朴の木も木を削って作ったもの。箸置きは黒文字の枝を削って用意してくださった。至極当然の食生活と思っていらっしゃるようだが・・。
私には、これが安原さんの普段の楽しい暮らしそのものだと思う。安原さんは地域の自然の一員だった。

今回材料は地域の方と何日もかけて用意していただき、お米は小島さん(しもやしき)の提供。メニューは安原さんが全て考えてくださった。そして友楽里館からのサプライズのプレゼントも。

人生の中で価値ある一食。心からご馳走様でした。

矢代の大地に生えてきた山菜のアラカルト


左奥より/コゴミ(マヨネーズと醤油)、天ぷら(ギシギシ、地元シイタケ、フキノトウ、フキの葉、ヨモギ、イタドリ、コゴミ)、カンゾウの酢味噌和え、カタクリのおひたし、春株ネギの酢味噌和え、コゴミ、根セリと矢代豆腐の味噌汁、矢代米のおにぎり
写真外/ふきみそ焼き(朴の板)



この料理は、蕎麦ガレット。蕗味噌やきな粉で作ったペーストをつけて食べる。



このプログラムは・・・
  • 村シェフと行こう!おいしい里山学校「妙高山菜コース(矢代編)」
  • 4月13日(土)両善寺北部集落センター・周辺

次回は4月29日「妙高山菜コース(平丸編)」です。


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