2013年4月11日木曜日

我が心のブランドを芽生えさせるツーリズム 開講

誰しも大切にしているブランドがあると思う。それが生まれ育った地域のものであれば格別なはず。縁があって暮らしている土地に愛着が生まれ、そこに住む人、自然によって育まれた”文化”こそ、有名無名に関わらずブランドと呼ぶべきはないか。

多くの人がそれと認める「矢代米」。”矢代”とは妙高市両善寺(Google mapで両善寺を表示)周辺地域から矢代川を下る一帯の地域を指す。
「火打山の伏流水を水源とする冷涼な水が、最初に流れ込んだ一連の田んぼで育った米こそ矢代米と呼ぶのだ。」とか諸説あるが、当地に出向いて景観を眺めると確かに矢代川の下流域の田んぼと景観を異にしていることに気付く。

この地にある千代の光(地下水を汲み上げている)という日本酒の酒蔵は、良い水と米を象徴する看板のような存在だ。矢代豆腐という豆腐屋さん、友楽里館という地域の組合が運営する体験宿泊施設もある。
昨今、広告やマスコミを通した情報はあまりあてにならないと思われつつあるようだ。地域の人と繋がって自らの足で確かめ、自分のオリジナルブランドを探す醍醐味を味わえるツーリズムこそ今最も豊かな旅ではないか。

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両善寺周辺はなだらかな扇状地に田んぼが下へ下へと連なっている景観が特徴だ。太陽の光をたっぷり浴びて下る清らかな水に、肥料持ちが悪いと言われる黒土の田。風が時折強くふぶき、雪解け直後の田んぼのさざ波が矢代の景観を一層印象付ける。

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西に連なる難波山の方角に目を向ける。(2013年4月8日撮影)
これから一斉に草や木の芽が噴き出してくる、雪国の大地が目覚める瞬間である。5日後、ここ両善寺を舞台にして「おいしい里山学校」の第一回が開講される。

 

「村シェフと行こう!おいしい里山学校」について

2013年4月〜2014年3月まで全19回の予定で開講される本講座は、妙高の食材を通して妙高を感じていただく事ができる村シェフプロデュースの食のワークショップです。
おいしい食を求めて実際に生産地を訪れ、生産者や住民と触れ合い様々な学びをもらいましょう。もちろん一緒に料理を作り舌も満足させましょう。
現地の案内人の生の言葉に耳を傾け、季節感あふれる大地に足を踏み入れ、土地の空気を吸いながらおいしい里山に迫る体験をご提供します。

プログラムの詳細のお問い合わせ、お申込みは随時妙高山麓都市農村交流施設で行なっています。

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