2023年7月16日日曜日

プリンへの思い

 プリン、カスタードプリン、プーダン、プディング、クレームカラメル・・


これまでにたくさんプリンを作ってきましたが、行き着くところはシンプルじゃないですかね。

でも人間ですから、気分は移ろう。

いつもはプーダンだけど今日は Crème caramel かな、などと。


砂糖の焦がし具合とか、煮詰め具合とか、その量。

加熱温度や時間、湯せんの湯の量。これらは熱がどのように材料に浸透したかのことです。


ドライオーブンなのかウェットなのか、スが入るほど力強く膨張させ表面をうっすら焼いてみるのか、安らかに眠るかのごとく気づいたら形になっていた、にするか、お隣はふるふるなのに私はぷるぷるだわ、など。


合わせる料理、食べたい気分、作りたい気分。

一人で作る、妻と作る、教室で作る。

昨日作ったもの、一昨日作ったもの、5日も経って染み込んじゃったとか。


型の素材だってあるし、形も最近のブームがある。

祖父の代から受け継いだ型2種類、30年以上使い込んだリング型は、誰がこんなにボコボコにしたんだよと毎回心でつぶやきながらも、お皿にあけるとツルンとしてホッとする、もちろん食器も今日はこれで、みたいな。


シンプルでもこれだけのものがあるのですが、私には全部その時のプリンで関心が止まない料理です。

配合?

ヴァニラは?

結局そこはあまりどうでもないのかな・・それよりもなるべく余計なものを入れたくない的な。


相応のタイミングで食べると、脳みそが溶け出しそうなくらい、言葉で置き換え不能な幸福なしめくくり。それ故、前の料理のリカバリーであっては嫌だ


何個分のカラメルは何グラムのグラニュー糖とか、カラメルソースを常備してた時期はそちらに回すので気にもしなかったけど、最近はようやくレシピも定まってと言ってもまた気分次第で変わるのかな、でもいつか私の幸せレシピを共有したい


ものすごく美味しい、プリンばかりじゃないけど、プリンはすごい、このプリンがいい。