2014年12月22日月曜日

ムカッ!ときたときにあなたがすることは? そもそもの間違いと簡単に回避できる2つのルール

客商売をしていれば、いやサラリーやギャラをもらう仕事はなんでも同じだと思いますが、良い客(スポンサー、オーナー、クライアント等々含め)悪い客は必ず居ます。
沢山お金をいただける顧客は資金的にビジネスを支えてくれるため”良い”と分類されるのかもしれませんので、そういう意味ではありがたい客、困った客と言ったほうが抵抗感が無いでしょうか。

困った相手に遭遇して、あなたはムカッ!っときてそのあとどうしますか?
の話です。

どんな商売でも良い顧客が欲しいに決まってます。
(例えなので深く突っ込まないで欲しいのですが)
ミュージシャンなら、音楽の解る観衆、あるいは良い会場をセッティングしてくれる主催者。
レストランなら、味の解る客、あるいは頻繁に利用してくれる客。
料理人なら腕を認めて高く買ってくれるオーナー。
これらは、自分の価値観でしかないから、中には楽な仕事で休みが多くて沢山サラリーをくれる会社こそ良い会社、と考えている人もいてしかるべきです。

よく「うちの会社は上司が意地悪で、社長は何も解ってなくて・・」とか言うサラリーマン、「こないだ来た客は最低で、店は汚すし大声で迷惑かけるし・・・」とか、口癖のよう言っている人がいます。
それが大間違い。

私は思います。
その不満を漏らす時点で自分の責任を転嫁していると。
それは私だって顧客関係で気に入らない事があれば、文句も口にするし、そうでもしないとやっていられない時もありますが、実はそんな事を言ったり頭に血を上らせている場合じゃ無いんです、それは我慢ではなく、権利放棄のようなものです。

客観的に感じる事ですが、会社に不満を持つ人は、その会社に誰かの指図で勤めさせられたのでしょうか?辞める意思決定は自分が出来ない立場なのでしょうか?
大抵はそうではありません。「借金が」とか「家族が」と言うのでしょうが、それも責任転嫁です。
そう言いつつ辞めない選択をしているのは自分ですから。
本当に耐えられないなら自分の意思で継続することを辞めるのが人間です。
なら、何かのせいにするように自分をごまかすような事を口にするのはわざと遠回りをしているようなもので、それよりもっとやるべきことや、有効な選択肢が必ずあります。

人の商売がかっこ良くて羨望感を抱くことがあります。人間なら誰でもそうではないでしょうか。
プロのスター選手は天才だ、有名アーチストの持って生まれた才能が羨ましい。
某企業はCEOが逸材で大躍進した。某人気テーマパークは優秀なキャスト揃いだ。某超高級店は維持できる資金力とパトロンのおかげだ。・・・これ、全部自分以外の人の事です。

何も解らない若い頃は自分とそれらの環境の違いに戸惑っていましたね。
しかし、そんなことはバカバカしいことだと次第に気付きます。歳を取るというのはありがたいことです。
なぜバカバカしいか簡単に言うと、「自分がそれを選んで来なかった」に尽きます。
すると、じゃぁ野球が好きだった私はイチローのようにプロ野球選手になれたのか?と聞かれたら・・
いいえ、それには「なれません」と答えます。
当たり前です。あなたはイチローではありませんから。
要するに、イチローを目標にするのは間違いではありませんが、その真似をしてイチローになろうなんてことは出来ない、ということです。あなたはあなたでしかありませんから。

自分が自分を認め、自分でしかやれないことに気付きとことん磨いたか?その結果です。その才能やセンスみたいなものが自分にあるかどうかも思考無用、なぜなら結果は最初にあるものではありません。
その過程で導かれた選択肢を自分の意思で選んできたか?の問題です。
産まれた国が、産まれ持った才能が・・最初にラッキーありきではないのです。

店に良い客が来ない、と言って嘆く店主。
スタッフが働かないというオーナー。
そして、今の仕事に不満を持つサラリーマンは、ぜひ自分のルールを作ってみてください。
1.ルールに背くものは排除する。
2.ルールは改善する。
その精神でいけば、今日からつまらない事で腹を立てて回り道をすることは無くなります。

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