この苗と私の描くシナリオを想象してドキドキできる人はこの指とまれ(笑)
今年の4月においしい里山学校でお世話になった矢代地区の安原さん、小島さんと山菜の事前仕込中に発見したクヌギの種が芽生えた。
クヌギは私にとってフラグ付きの植物。殻斗(かくと)を探していたのだ。
殻斗とはどんぐりの傘。とくにこのクヌギの殻斗はアフロヘアのかつらのようで形がユニークなのだが、用途としては「織部釉の酸化皮膜取り(緑色を鮮明にする)」と「貫入の染色」のため、やきものの材料としてクヌギの殻斗の汁が欲しかった。もちろん一般的にはは代用品で済ます。(余談になるが、わざわざ非効率な事を何故やるか?・・それが自然でかつ未経験のことであれば決して無駄にはならない。数年経ってからでも必ず。時間がかかればかかるほど面白い。)
クヌギの木は見つかってもどんぐりがなるとは限らない。4月10日は、そんなこんなで3年ほど探してようやく大量ゲットできた記念日だった。
地面に落ちて冬越しをしたどんぐりは春には割れて根が出始めている。生命力あふれる姿に惹かれて数個持ち帰り植えてみたという訳。
今、仲間と小濁をモデルに行なっている復興とエコのプロジェクト「復興鈴・ふっこりん」では、薪の窯で地元の土を焼くプログラムから環境を考えるワークを展開する。もちろん薪も身近なところで調達するのだが、山、森、灰・・自然と暮らしの見事な連携を映してくれるのがやきものなのだ。
「私も加わえてよ!」クヌギの苗がそう私に訴えている。
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